子宮内膜症・腸管子宮内膜症の体験記録

卵巣嚢腫から腸管内膜症の手術(卵巣摘出、腸一部切除)の体験談と子宮内膜症で悩まれている方の少しでも参考になればと綴っています。

腸管子宮内膜症の症状、進行、診断まで

腸管子宮内膜症とは

子宮内膜症は腸管、尿管、膀胱、臍、肺など全身どこにでも発生する他臓器子宮内膜症というのがあります。

腸管子宮内膜症は他臓器子宮内膜症の直腸や大腸に子宮内膜症が浸潤した状態です。

 

子宮内膜症は子宮以外の所にも子宮内膜ができるのですが…

子宮外にできた子宮内膜も生理と同じように女性ホルモンの影響を受けて増殖と出血を繰り返していきます。

子宮の内側にある子宮内膜のように膣から排出することができない為、その場に血液が溜まり炎症を起こしてしまうのです。

腸管子宮内膜症になるまでの症状

私が腸管子宮内膜症になった経緯ですが‥

汚い話などもあるので苦手な人は飛ばしてくださいねm(_ _)m

 

一度目の手術後から生理痛がかなりひどくなっていきました。

手術2年後には生理3日目までは下痢でずっとトイレにこもる事が多くなりました(子宮内膜症の症状の1つに便痛とあるのですが、浸潤しない人にも便痛ってでるのかな‥?!)

お腹の痛みは亀の出産のごとく、タオルバーを握りながら涙がでるほどでした。 

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下血

離婚後に生理中に出血がお尻からも出てない?!とナプキンの出血箇所やトイレットペーパーで拭いた後などに感じるようになりました。(この時に触診のできる医者の元でダグラス窩が閉塞しているといわれました)

生理の出血はもともと多かったのですが…(高校位から出血量は多く寝てる間も夜用ナプキンをお尻の辺りなどは横に2枚とか重ねてました。)

でもその後、低用量ピルを飲みだし、運動なども定期的にしていたので症状はかなり抑えられ、痛みもかなり軽減してきました。

それでも2日目は痛みがヒドい時もあったので、相変わらず仕事は休んでいました。

 不妊治療で再び痛みが復活

2度目の結婚は40歳代になっていたので、不妊治療は結婚してすぐに始めました。

生理痛は軽くなったとはいえ、ピルを止めると徐々に痛みが増して3日目まで久々の強腹痛がやってくるようになりました。

着床後の日記は→日記 - 子宮内膜症・腸管子宮内膜症の体験記録

CA125

40歳から不妊治療を始めた頃CA125は46まで下がっていました。(基準値は35)

20歳代後半にCA125を計った時は150位はあったと思います。(ピーク時前)

普通は生理痛がひどいと言う人でも40までらしいです。

不妊治療中に子宮内膜症の悪化はまたすすみ、134 に戻ってしまいました。

年齢と共に経血が減り下血がハッキリと分かる

低用量ピルを服用していた30歳代の頃も経血は少なかったんですが、不妊治療を始めた40歳代になると、経血はかなり減っていて4日目からはほとんど出血がないのに、ナプキンのお尻の方に出血があり、ハッキリと下血を感じるようになりました。

お風呂に入る前など、お尻から血の塊が出てきた事もありました。

※他の臓器(腸)は生理(出血)が少し遅れてくるのでは?と思います。

また生理とは関係ない時でも出血するとも言われています。

またお尻から粘液のような物が生理痛以外の時でもよく出てくるようになり、布ナプキンをずっとしていました。

粘液がでるようになってから、超音波やMRIなどで腸が腫れていると言われるようになりました。

この状態でも子宮内膜症の不妊治療中は、痛み止めで我慢するしかないという診断で終わります。

 腸管子宮内膜症の大腸内視鏡検査

腸管子宮内膜症の診断は内視鏡による検査では、ほとんど見つけられないでしょう。

腸のCT検査がある場合は腸の閉塞を確認してもらった方が良いです。(私も手術前の病院でしか診察した事がなく、大きい病院でも出来る所は少ないです)

かなり悪化してくると腸の表面まで症状が出てくるのですが、生理中に腸検査をして赤くポツポツが見れるようになる程度です。

毎年、私も内視鏡での腸検査をしていましたが、閉塞しがちと言われていた悪化時でも腸管子宮内膜症と診断する医師はいませんでした。

※他の方のブログでも拝見した事があるのですが、もし腸閉塞が進んでいる場合は内視鏡前に飲む下剤で腸閉塞の症状が悪化する場合もありますので、医師に検査前に相談して下さい。

 

手術1年前に生理中の腸検査を希望しました。

その医師が検査後に本をみながら腸管子宮内膜症の可能性が高いねと言われたのが唯一の腸管子宮内膜症の診断です。

医師も検査前までは過敏性腸症候群の可能性が高いと言ってました

(腸管子宮内膜症なんて学生の資料でしか見た事がないから多分違うと言われていました)

手術前の腸管子宮内膜症の診断

手術前は通常の婦人科による検査、触診、腎臓あたりの超音波もありました。(ひどくなると腎臓も腫れるそうです)

腸管子宮内膜症って何科?

腸検査では消化器科などで腸検査をしていましたが、手術になる場合は腸の診断は外科の先生の診断になります。

婦人科の手術をして下さる先生は必要な事しか話さない先生でしたが、外科の先生が腸管子宮内膜症の事を詳しく話して下さいました。

腸管子宮内膜症は良性の癌だとも言われました。

CTによる腸検査

CTによる腸検査を初めてしました。

CTの腸検査も内視鏡の検査と同じように下剤でお腹を空っぽにします。

先生は内視鏡ほど綺麗にしなくてもいいから楽だと思うとは言われましたが‥手術する手術は名医を希望した為、横浜から岡山の病院まで通っていたのですが、前日は念の為に岡山に泊まったのですが、下剤の前の薬を新幹線に乗る前に飲まなければいけなくて、新幹線中に何度かお腹が痛くなり大変でした。

また楽だからと聞いていたので、岡山で観光しようと思っていたのですが、結局お腹が痛くて、ホテルからは出れませんでした。

 

当日、CTではお尻の方からガスを入れられます。

(看護婦さんが話していましたが、少しガスを入れすぎたようで)ゲップがでました(汚くてすみません(汗))

適量でもゲップは出るのかもしれません(笑)

検査結果

病院からの経過記録というのがあり、そこにはこのままにしておくと便痛障害などがでる可能性がある。また悪性転化への可能性もあると記載があり、

高度の癒着が想定され、多量出血、他臓器損傷、膀胱障害などの合併症リスクは通常より高くなるとありました。

 まとめ

腸管子宮内膜症の症状は下血、ひどくなると粘液がお尻から出てくる(腸が腫れている)

腸管子宮内膜症の診断は大腸内視鏡では見つけるのは難しい。

もし検査をする場合は生理中に検査をしてもらいましょう、腸の壁に子宮内膜症が確認できる時はかなり進行しています。

また悪化している場合はCTでの腸検査で閉塞具合を確認をおすすめします。

悪化が進むとお尻からの粘液がでて腸が腫れます(過敏性腸症候群ともいわれます)

 

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